好き勝手言うのは自由だとは思うけど…
町家おとんです。
なんだか怒りを覚えたので綴ります。
先に言っておきますが、町家おとんは政府の味方でも敵でもありません。
ただの平凡なサラリーマンです。
ただ、日々の新型コロナに関連するテレビのニュースやワイドショー、ネット上での書き込み、SNS等を見ていると、
「好き勝手言うのは自由やけど、あなたちゃんと選挙行ってますか!?」
と言いたい思いに駆られました。
毎日毎日コロナコロナ、ネットを見てもテレビを付けても。。
本当にこれから世界は、日本はどうなるのか、そして自分自身の生活がどうなるのか誰にもわかりません。
テレビでは色んなお医者さんやタレントさんが好き勝手に発言してますよね。
ネット上ではもっと過激なコメントが溢れています。
共通して言えることは日本政府の対策への苦言、不満、そして感染者の犯人捜しと批判です。
一斉休校の要請の時どうだった?
去る2月27日、安倍首相は全国小中学校の一斉休校の要請をしました。
この時、ありとあらゆる論調がありましたが、その大半は否定的なもの。
その間の親の仕事、子供の面倒、色んな補償はどうすんの?何も決めずにいきなりやるのはおかしいのでは?と。
野党も同じでした。
総理は、まず実施し、このことに伴う様々な弊害はこれから検討する、と言ってましたよね。
町家おとんは、この時、意外にも政府って力あるんだなと思ったものです。
みんなの意見を聞いて波風立たぬように丸くおさめる、そんなのが得意な日本人の中にあっても、こういう決断を総理は出来るんだと「おぉっ」と思ったものです。
今、振り返ってみてどうですか?
あの時、思い切って休校して良かったと思います。
子供の活動を止めても意味ない、教育をどうするんだ、仕事を休まざるをえなくなる親の給料どうすんだ⁉と騒いでいた方々、今でもそう言えますか?
確かに今の政府の対策は、後手後手かもしれません。
説明もヘタです。
でも、それなりに頑張ってると思いますよ。
世界の誰もが答えを持ち合わせていない難しいかじ取りです。
今まさに正念場と総理が言って、この決断をした頃、まだマスコミも野党も「桜を見る会」についてあーだこーだ国会で時間を費やしてましたよね。
野党はもっと健全で積極的な野党であってほしいのですが、残念ながら重箱の隅をつついて批判を繰り返すだけ。
残念でなりません。
内閣支持率が下がっても野党の支持率が上がらないのは当然のことだと思います。
マスク2枚配布の時どうだった?
それからマスク2枚事件。
4月1日になって総理は全世帯にマスク2枚を配布すると発表しました。
このことは恰好のネット住民ネタとなってしまいましたね。
「アベノマスク」
そんな単語までネット上では出てきています。
ウマイですね(笑)
マスコミもネット上でも「そんなことする前に他にすることがある」「経費がムダ」「2枚ってなんやねん」「いまさらマスクいらない」そんな意見ばっかりです。
でも、町家おとんのまわりの何人かの高齢者に聞きましたが、「お店行ってもいまだに本当に売っていないから助かる」という声もありました。
確かに地域差はあるのかもしれませんし、朝イチでお店に並べばマスクが手に入るのかもしれませんが、町家おとんの住む京都市内では本当にいまだにマスクがありません。
足腰の悪い方や高齢者、ネットで買い物などしない方、つまりは若者に比べて活動力が劣りネットにも弱い方、本当にマスクが必要な方にとってはマスク2枚配布は本当に有難いのです。
そして優先的に色んな施設から配っていくことや、高齢者の不安を少しでも取り除く、国民に配ることで医療用マスクを確保する、といった本当の目的については、ほとんどマスコミは触れていませんよね(政府の説明のヘタさもあるとは思いますが)。これが問題だと思うのです。
政府もマスコミも、もっときちんと説明する責任があるでしょう。
そして我々も溢れすぎている情報から、何が正しくて、今何が自分自身にとって有益な情報かを見分ける力を磨かなければなりませんね。
出るか出ないかわからぬ緊急事態宣言について
そして、いよいよ出るかもという「緊急事態宣言」。
これも色んな人が色んなメディアで「早く出せ」と騒いでいます。
今はアメリカの3週間前と一緒だから危ないとか、いや日本はアメリカのようにはならないとか、好き勝手な意見が飛び交っています。
日本は欧米のようなロックダウンは出来ないですし、法制度も文化も地理的環境も違うので、マスコミもただ単に「早く出すべきだ」と言うだけではなく、緊急事態宣言を、なぜ出すべきなのか、出すことで我々の生活の何か変わるのか、もっとそこをマスコミは論じるべきです。
そして、これについては政府に対しても、根拠ある数値を用いて、何がどこに達したら緊急事態宣言を出す、出すことで感染者数をどのようにコントロールし、どこまで抑えられる想定をしているのか、解除の根拠と期間も数値を持って説明すべきです。
数値については何が正しいか難しいと思いますが、政府としての判断材料としている数値は、結果的に当たらなくても出すべきです。
町家おとんの勝手な予測では、4月10日頃には出す想定で、様々な影響する分野への準備、根回しを今は行っているのではないかと思っています。そうすれば4月前半の経済活動はある程度動かしたということに出来ますし、後半は止めてそのままGW突入、そんなスケジュールを描いているのでは無いかなと推測しています。
言論の自由は国民の義務を果たしてから
マスコミが気にしているのは視聴率とそれに伴う広告収入なので、国民が受けるコメントであれば好き勝手言っていい、という風潮にあるように感じます。
そしてネット上は顔も見えない中で、好き勝手に無責任にいくらでも言えるので、より過激なコメントが目立ちます。
自由な発言自体は、そういう時代でそういう環境ですし、発信する権利もあるので、別にそれはそれでいいと思います。
ただ、国民の義務を果たしていない、そして選挙にも行っていない人は、何も言う権利は無いと思うのは、町家おとんだけでしょうか?
今の政府や市町村の対応に不満があったとしても、その動かしている人を選挙で選んだのは私たちです。
今動かしている人以外の人に投票して落選したのなら、批判的な意見は大いに発信していいと思います!
しかし、選挙にもいかず、国民の義務も果たしていないのに、ただ不満や批判を言うのは筋違いのクレーマーでしかありません。
何か言いたいなら、まず選挙へ行け!そう言いたいです。
このような閉塞感のある国内状況となってしまったことで、マスコミも右往左往、ネット上のコメントを見ていても、人間の卑しいところがあぶり出されている感があります。
新型コロナによる世界的な危機が収束した暁には、世界も日本も、今回のことをちゃんと振り返り、よりモラルある社会の構築を目指すことと、これからの時代の人間らしい生き方を考え直すべきでしょう。
「お前のこのブログこそモラルが無い」と言われそうですが。
さいごに。
病院をはじめとする医療関係者、そしてマスコミやネット住民が批判する政府の下には、省庁や本件に関係する現場の公務員達が、答えの無い中で答えを探して、上の方策にも振り回されながらも夜を徹して頑張っていることを決して忘れてはなりません。
怒りのまま綴りましたが、言いたいことはただ一つ。
物申す前に、選挙行け!
以上、町家おとんでした。
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