京町家の見た目が台無し

京町家に暮らすのであれば、京町家らしさを失ってはいけない。
と思った時、外を見ると「あれれ」なんともみっともないことに気付いてしまいました。

エアコンの室外機がむき出し。
しかも2台、2段積み。
1階用と2階用のエアコンの室外機です。
まわりは町家の木の茶色ベースの格子なので、余計にこの白色が目立つ。
そして何よりもみっともない…。
せっかくの京町家らしさが台無しです。
これはちょっと改善しなかあかんなぁ…
京町家に合う市販のカバーを探した結果
「室外機カバー 和風」、そんなワードで検索してみましたが、アマゾンや楽天ではなかなか良いのが見つかりません。
「室外機カバー ウッド調」とかで調べてみると意外とヒットしました。
あるにはあるのですが…
ウッドデッキに合うような洋風なカバーしか見つかりません。

無いなら作るか!
もう、そういう思いになってしまい、自分で作ってみることにしました。
京町家に合う室外機カバーを作る
町家おとんは根っからの文系でスキルは無いのですが、工作は昔から大好きだったので自分なりに適当に設計図を書いてみました。
ま、落書きみたいなものですが…。
そして色々考えたあげく、材料は
・木材
・ペンキ
・接着剤
・ねじ
以上。そう、これだけで作ることに決めました。
ポイントはクギを使わないこと。
なぜかって?
クギを使うと錆びてしまうこと、そして何よりも見た目が悪くなると考えたからです。
そこで重要になるのが接着剤。当然ながら耐水性のものを購入しました。
ねじはあくまでも今の室外機に作ったカバーを留めておくだけ用として準備しました。
京町家に合う室外機カバーの完成
木材は検討の結果、杉を選択。楽天で購入しました。
あと一番大切なペンキ。これは悩んだあげくオスモカラーのウォルナット色にしました。

まずはぬりぬり。塗ったあとは丸1日乾燥させます。
町家の格子に合う色、なかなか難しかったです。京町家でも結構よく見ると色が違うんですよね。黒みががっていたり、赤みが強かったり。
うちの格子にはこのウォルナット色がちょうど合いました。
そして次は貼り合わせ。
一本ずつB型の町家おとんにしては丁寧に作業していきます。
接着剤は少なすぎると雨ざらしになるので耐久性が不安だし、多すぎるとはみ出てみっともないし、丁寧に頑張って貼っていきます。
そして、完成。
あとは今の室外機カバーにかぶせるようにネジ止め。
そのネジも外からは見えないように工夫してみました。

もう少し隙間を減らした方が良かったかなぁ…。
ちょっとまだ室外機がわかる状態ですが、でも室外機の機能を低下させてもいけないので、これぐらいで良かったかも。
もし、同じような悩みをお持ちの方は参考にしてみて下さいね!
そんな人いないか。。。
最後までご覧頂きありがとうございました。
町家おとんでした。
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